Nowhere Special いつかの君にもわかること

ずっと気になっていた映画をついに観た。

 

泣くことが確実なのは分かっていた。

 

けど、どうしても気になってしまった。

 

イタリア、ルーマニア、イギリスによる

2020年公開の合作映画。

 

事実に基づく話だそうで

余命僅かのシングルファザーが

4歳の子供のための里親を探す物語。

 

父親はまだ33歳…

映画の中で34歳の誕生日を迎えるけど。

 

もうあらすじだけで泣けてしまう…笑

 

映画自身は

物語を非常に客観的に淡々と進めていく。

 

なのに、同じくらいの年齢の子供を持つ親として

見ていて辛すぎた。

 

この旅の終わりはどこに向かうのか

非常に気になっていて

いつになったら配信されるのか

心待ちにしていた。

 

結局アマプラでレンタルしたけど😑

 

子供も次から次へ新しい人に会うものだから

どういうことなのか次第に勘づいていく。

 

ようしってなあに?

 

…号泣。

 

養子になりたくない。

 

…さらに、号泣😭😭😭

 

そして、ついに自分の父親から

パパが体だけそこにある状態になる事

を知らされる。

つまり、死ぬことである。

 

そこには涙はない。

子供はただ真剣にパパの話を聞いている。

 

パパの声は聞こえなくなっても

心の中で会話はできること。

 

パパの姿は見えずとも

飛んで行った風船のように見守っていること。

 

大好きなブドウの味の中にパパはいること。

 

 

もう涙と鼻水が止まりません。

ズビズビ ズバズバーーー

 

ふと車を運転しながら目に入った

見知らぬ小学生。高学年かな。

 

自分の死後、

子供はあれくらいになる日が来るんだろうな

と想像しながら見る父親のシーンにも大号泣。

 

 

大切な子供の将来を見届けてやれない

 

これ以上に悲しい事などあろうか😭

 

旦那よ、タバコ辞められないにしても

少しくらい減らしてくれ…笑

 

(映画ではなんの病気かすら明言されません)

 

 

さて、映画の最終場面。

父親が決めた里親の元へ向かう親子。

玄関をピンポンする息子。

出迎えた里親は…

 

結末はぜひ見てほしい。

私はここだろうなと思った。

あそこで良かった。1番納得がいく。

多分見た人はみんなそう思ったはず笑

 

自分のかけがえのない存在を

見知らぬ人に預けるとなったら

ただお金を持っている人なんか

絶対に候補にならない。

 

 

傷ついた経験のある人

挫折したことのある人…

こういう人こそ大切なモノが見える人だ。

 

 

物語は親子が見つめ合う中で終わる。

この先は

完全に視聴者の想像に任せるパターン。

 

子供が愛情いっぱいの中で育つことを

願ってやまない。

 

 

 

当たり前のように

子供と毎日一緒に過ごす日々を

大切にしたくなる映画だった。