吹き替え番組に思う事

英語は上手ではないが

 

英語がオリジナルの映像は

今まで全て字幕or英語字幕で見てきた。

 

日本の字幕だと削がれる要素が多くて

詳細まで作品の理解ができないと思ったから。

 

 

でも、今って吹き替えで見る人も結構いるらしい

 

個人的にとても衝撃。

吹き替えを見る理由は

 

・目が疲れる

・映像を堪能できない

・ストーリーに集中できる

かららしい。

 

まあ確かに。

あとは主婦層だと何かをしながら見てるから

聞いてる方がマルチタスク出来るんだろうな。

 

やはりタイパが重要らしい。

 

それを知って、なるほどなと思った。

ドキュメンタリーとかならアリだなと。

 

でも、いざドキュメンタリーを観ると

吹き替えでもやっぱり削られる部分はあるのだ。

 

詳細なんかいらんから

要点だけ知りたいって感じなのかなあ

 

もちろん作品の大事な部分が削がれるのは論外だが、

喋っている人の辻褄が合うように

余計な部分が省かれたりする。

 

そして耳で聞いて

視聴者を迷わせない日本語を翻訳者は選ぶ。

 

そして迷わせない日本語とは

普段日本人が聞き慣れている言葉なのだ。

 

それってさ

日本人の聞き慣れている日本語のレベルが下がったら

世に出す翻訳の日本語も質が下がるのでは?

 

そもそも日本語のレベルの低下ってなんだろう。

簡単な日本語=質の低い日本語ではないけど

聞き慣れない言葉はじゃあどうやって聞き慣れてもらう?

難しい言葉を使うのは違うと思う。

けど日本語には1つの事を色んな言葉で表現できる言語である。

聞き慣れている日本語なんてそのうちの限られた数だけだ。

 

 

字幕だって1秒につき4文字で訳せるけど、

最近は3文字がトレンドになりつつあるらしい。

日本人の読むスピードが下がっているそうだ。

 

 

色々モヤモヤと考えているうちに

美しくて質の高い日本語って

どこにあるんだろうと思う。

 

本?テレビ?

YouTubeは有象無象だよね。

 

そして見本になるような日本語を浴びたところで

すぐにアウトプットできるわけでもないんだよね…

 

言語って本当に奥が深い。

ゴールがない。

それが楽しいんだけど。笑