国は違えど

まだ言葉の拙い我が子が

ついにあの言葉を言うようになった。

 

◯ん◯ん!

 

キャキャキャと笑いながら局部をおさえ、

連呼してくる。

タチが悪いことにきちんとイケナイ言葉だと認識して言ってくる。

そしてテンションが上がると濁点になる。

◯゛ん◯゛ん!!

 

一体どこでそんな言葉覚えるんだ…

 

そんな言葉しか知らないのかと思うくらいに

朝からち◯ち◯を連呼しながらバス停へ。

(子供の学校まで毎日送り迎えをしています)

 

しかもシンガポールとはいえ

日本人とすれ違うことも少なくない。

故に油断はできない。

 

ところが、さっきまであんなに大はしゃぎだったはずの我が子がバスで他人を見つけた瞬間

抱っこの強要+貝のごとくダンマリ。

うちの子は超がつくほどの人見知りなのである。

まあ、これはこれで助かる。

 

安堵していたところにシンガポール人らしき親子が

近くに座ってきた。

男の子の年齢は5〜6歳くらい。

ずっと独り言を喋っている。

 

何かと戦っていらっしゃる…?

かなり激しい戦いを繰り広げていた。

 

子「ピューン  ドーン  ドバババ…」

母親「Quiet, please」

子「…」

子「デュクシ‼︎ ババババ…」

これを何回も繰り返しお母さんも疲れたご様子。

 

大変だわ…気持ちは痛いほどに分かる…

と思った矢先に、男の子が急に言葉を発した。

 

ピーナスピーナスピーナスピーナスピーナス…

 

うちの子が朝連発していた言葉を

その男の子は英語で、しかも公共の場で大連呼。

お母さん、呆れて放置。

 

ピーナスピーナスピーナスピーナスピーナス…

 

いつまで言うんだ…

 

国は違えど、言語は違えど、

男の子のやる事は一緒なのかな

と目の前が真っ暗になった。

 

子供よ…一体何が楽しいのだ…😭